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派遣と紹介の違いや仕組みを理解しましょう。



1.人材派遣とは?

看護師派遣イメージ図


派遣会社を営むには、一般労働者派遣事業または特定労働者派遣事業の免許(許認可)が必要です。
派遣会社に雇用された人材を派遣先の病院や企業に派遣し、お給料は派遣会社から支給されます。もちろん、社会保険や雇用保険、年金なども派遣会社で加入することになります。
派遣社員の方は、派遣先の病院や企業に労働力だけを提供し、その対価として、病院や企業は、派遣会社に派遣料金を支払います。派遣会社はそこから利益や保険料などを差し引いて、派遣社員に給料を支払います。 

例えば、時給 1,800円の派遣のお仕事であれば、病院が派遣会社に払う料金は、時給2,500円 ~ 3,000円くらいです。

月150時間働いた場合の例

2,500円 × 150h = 375,000円(派遣会社の売上)

1,800円 × 150h = 270,000円(看護師さんの給料)

375,000円 ー 270,000円 = 105,000円(派遣会社の粗利益)



この差額の105,000円が月々の派遣会社の取り分となり、そこから看護師さんの健康保険や厚生年金保険料、労働保険料などが支払われます。(給与以外にかかる人件費を付帯人件費と言います。)で、さらに余った金額が派遣会社の利益となります。

105,000円もピンハネされるの!?と思うかもしれませんが、そこから皆さんの健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、労災保険料、他、雇用することにより発生する“付帯人件費”を差っ引くと、派遣会社の取り分は微々たるものなですね。
しかも、さらにそこから広告宣伝費や営業活動費も必要になり、営業利益として残るのは本当に微々たるものです。
看護師さんは給与水準が高いので、社会保険料なども高く、派遣会社が負担する付帯人件費も高くなります。
そのかわり、派遣の看護師さんが勤務している間は、派遣会社は毎月安定した利益を得られる、いわゆる薄利多売式の商売になっています。

取引先(派遣先)を多く確保し、常に多くの派遣スタッフを安定して派遣している派遣会社は、薄利多売のシステムで多くの利益を得られ、みなさんの給与(時給)にも反映することが出来る、良い会社である指標にもなりますね。

ただし、看護師の医療現場などへの派遣は、一部を除き、原則として法律で禁止されています。
「看護師の派遣は原則禁止」の記事へ

で、認められている一部とは、下記のようなものです。

(1)紹介予定派遣(6か月以内に直接雇用で就職する前提)
(2)病院・診療所以外の施設(社会福祉施設等)で行われる業務
(3)産前産後休業・育児休業・介護休業中の労働者の代替業務
(4)就業の場所がへき地・離島の病院等及び地域医療の確保のため都道府県(医療対策協議会)が必要と認めた病院等における医師の業務


看護師専門の派遣会社は、上記を上手く利用し、派遣のお仕事を紹介してくれます。
大きな病院等では、常に産休・育休者などが多く居ますので、その枠を利用して長期で勤務することも可能ということですね。
また、紹介予定派遣などでは、派遣で働いてみて自分に合いそうなら6ヶ月後に常勤(直接雇用)に切り替えることも可能ということです。

また、健診やイベントなど短期・単発のお仕事や週1~週3日くらいで働けるお仕事が見つかるのも派遣の魅力ですね。
ちょっと離島での看護を経験してみたいなーとお考えの看護師さんにも派遣がオススメです。
寮を使えたり赴任旅費を出してくれるところもあるので嬉しいですね。

病院・施設にとっても、繁忙期や産休の代替など期間限定で看護師を確保できる派遣のシステムはありがたい制度でもありますが、あまり派遣に頼り過ぎると、気付けば常勤がすごく少なくなっていたり、教育が行き届かず看護の質が低下して医療事故・ミスが発生する恐れもあるので、利用はほどほどにしたいところです。

派遣会社は世の中に沢山ありますが、適正な管理で看護師専門の派遣を行なっている派遣会社は数えるほどしかありません。
中には違法・脱法的な看護師派遣を行なっている業者も多く、適当な派遣会社に登録しちゃうと、意図せず違法や脱法の契約の下で働いたなんてことになりかねません。

派遣会社選びはくれぐれも慎重に、ダメな派遣会社につかまらないよう気を付けてくださいね。

2.人材紹介(看護師紹介)とは?

看護師紹介イメージ図


人材紹介業を営むには、有料職業紹介事業の免許(許認可)が必要です。
病院から依頼のあった人材を紹介会社が代わりに探し、紹介した人材が病院や企業に採用された時点で病院側に紹介手数料が発生します。
看護師専門の転職サイトや看護師の紹介所などを運営しているのは、このような人材紹介会社が中心です。

採用決定後、雇用関係は病院と直接になるので、お給料は病院から支払われます。保険関係も病院で加入します。
通常の常勤採用と変わりません。民間版ハローワークみたいなもので、採用後は病院の職員として普通に勤務し、紹介会社との関係はなくなります。
病院が紹介会社に支払う手数料は、看護師さんの場合、年収の20%~30%で、金額で言うと、だいたい一人あたり、80万円~120万円くらいです。
派遣と違い、紹介の場合は、病院が支払う手数料は払い切りになるので、紹介会社にとっては継続的な利益は得られませんが、雇用のリスクや付帯人件費がかからないので、丸々紹介会社の利益になります。
紹介会社によっては、就職が決まった看護師さんにお祝い金などを支給しているところもいくつかあります。

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あと、派遣と紹介のミックスで“紹介予定派遣”というものがあります。


3.紹介予定派遣とは?


紹介予定派遣とは、派遣期間は6カ月を上限とし、派遣期間終了後は、派遣先の直接雇用になる前提での働き方となります。
派遣の6ヶ月間は時給など派遣料金で契約し、直接雇用に切り替え時に病院が紹介料を派遣会社に支払います。
看護師、准看護師の医療現場への通常の派遣は禁止されておりますが、紹介予定派遣は認められています。
病院・施設にとっても、看護師さんにとっても、お互い試用期間を設けてお試し勤務が出来ると思えば、良い制度ですね。



職業紹介優良事業者 第一期事業者に認定された看護師派遣会社は2社


厚生労働省の『職業紹介優良事業者』として、初年度に第一期優良事業者として認定された人材系企業のうち、看護師専門の事業者は3社のみ。その中でも看護師の派遣を行なっているのは「看護ルー!」と「看護のお仕事」だけです。




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